環境への取り組み

環境と人の健康に配慮したサプライチェーンの推進

株式会社バリアン メディカル システムズは、環境と人の健康に配慮したサプライチェーンの構築を目指しています。製品の販売に際しては必ず「物」の移動が発生しますが、同時に製品をトラックで運ぶことによりCO2を含むディーゼル排気ガスが大気中に排出されています。当社では、大半がディーゼル燃料で走っている「トラック」の利用を極力抑える取り組みとして積極的にモーダルシフトを実施しています。

モーダルシフトとは

モーダルシフトとは、貨物輸送モードをトラック輸送から海運輸送または鉄道輸送に転換(シフト)することです。転換することにより、環境負荷の低減、そして今後国内の少子高齢化に伴う労働人口の減少といった諸問題に効果があるとされています。当社では、一部長距離配送の荷物を海上輸送や鉄道輸送に切り替える取組みを行っています。

当社が実施しているモーダルシフトは、国土交通省および経済産業省から認定を取得した総合効率化計画に基づき、CO2の削減およびトラックドライバー労働時間削減についてそれぞれ目標値を掲げ、着実に実行しています。改善前の数値と比較して、長距離のトラック輸送に伴うCO2の59.8%削減、またトラックドライバーの労働時間を年間69.0%削減することを目標としています。

 

ディーゼル排気ガスを削減することは、がん医療企業のミッション

世界保健機関(WHO)の国際がん研究機関(IARC)は2012年6月、ディーゼル排気ガスの発がん性について最高の危険度を示す「グループ1」=「人に対する発がん性がある」と発表しました。バリアン メディカル システムズは、「A World Without Fear of Cancer(がんの脅威に負けない世界)」をグローバル ビジョンに掲げており、「がん医療」に貢献する会社を目指しています。モーダルシフトの推進は、当社にとって環境負荷低減に留まらず、「がん医療」と向き合う会社が目指すべき人の健康にも配慮したクリーンなサプライチェーン構築に直結します。バリアン メディカル システムズは、業務を通してがんで苦しむ人が世界から一人でも減ることを願い、本取組みを力強く推進します。

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