バリアンの先端陽子線治療システムが日本のがん治療施設で入手可能に
パロアルト(米カリフォルニア州)2017年5月10日— バリアン メディカル システムズ(Varian Medical Systems、NYSE: VAR)は10日、日本の厚生労働省からProBeam陽子線治療システム※ の製造販売承認を取得したことをお知らせいたします。この承認は、がん患者にとって高度治療のオプションとして陽子線治療への関心が世界中で高まっていることを示す最新の事例です。バリアンはProBeamシステムを2017年5月11日から13日に横浜で開催の第56回国際粒子線治療共同グループ(Particle Therapy Co-Operative Group、PTCOG)年次大会で展示する予定です。
バリアンのProBeamシステムは、初めて完全に統合された強度変調陽子線治療(IMPT)が可能であり、より効率的な適応陽子線治療を実現します。バリアンのペンシルビーム スキャニング技術により臨床医は腫瘍への線量を精密に管理し、正常な組織に対する線量を最小限にできます。コーンビームコンピューター断層撮影法(CBCT)との組み合わせで、ProBeamシステムは治療の過程で高度な画像誘導適応治療を可能とし、より正確な陽子線治療を実現します。
陽子線治療では正常な組織への障害と潜在的な副作用のリスクが低減します。これは陽子線が患者を通過する部分すべてに照射されるのではなく、腫瘍患部にエネルギーが正確に当たるよう制御されるためです。この治療法は小児がんのみならず成人のがんにも有効と考えられています。
バリアンの粒子線治療部門担当ゼネラルマネージャー、モアタズ・カルマラウィ氏は次のように述べています。「ProBeamシステムが承認されたことは喜ばしいことです。この承認は日本、そして世界で陽子線治療の利用が増大する重要なステップです。」
ProBeamについてのより詳しい情報は www.varian.com/proton を参照ください。
バリアン メディカル システムズ(Varian Medical Systems)について
米カリフォルニア州パロアルトに本社を置く Varian Medical Systems は、放射線治療の先進テクノロジーを世界に提供することによって患者さまの命を救うことに全力を挙げています。当社は、がんなどの疾患を放射線で治療するための医療機器とソフトウェアにおいて世界的なリーディングカンパニーであり、放射線治療の包括的ソリューションを提供しています。また Varian Medical Systemsは、包括的にがん治療の医療機関をサポートするための情報システムも提供しています。Varian Medical Systemsの従業員数は約6,400人で、北米、欧州、中国の製造施設と世界各地の販売、保守サポートの拠点にて活動しております。詳しい情報はhttp://www.varian.com をご覧いただくか、Twitterでフォローをお願いします。
※ ProBeam 陽子線治療システム:医療機器承認番号 22900BZX00135000
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情報元:Varian Medical Systems